「口臭」
誰もが一度は悩んだことがあるはず…
というのは大げさですが、
歯医者さんにもは恥ずかしくて相談できないという人が多いようです。
それでは歯科医師がすすめる、口臭予防について説明していきます!
予防するにはまず原因を突き止める必要があります!
口臭の約8割は口に原因があると言われています。
下の項目の、当てはまるものをチェックして下さい。
① 汚れ(菌)がたくさん残っている
② 虫歯、歯周病がある
③ 食品、アルコール、タバコの摂取
にんにく、ニラ、ねぎ など
④ 胃の働きが悪い(→消化不良が臭いの原因に)
慢性的なもの、ストレスがある
⑤ 全身疾患がある
胃潰瘍、糖尿病、肝不全、腎不全など
⑥ お口の乾燥・ドライマウス(→細菌が繁殖する)
ストレスがある、薬を飲んでいる、口呼吸など
⑦ そもそもそんなに臭くない!
朝起きてすぐや緊張した時はだれでも少しは臭います
自分の原因がわかったら、それぞれの予防方について説明していきますよ~
結局は
・菌を増やさない。(歯磨き、舌磨きをする、唾液量を増やす)
・においの原因になるものを摂取しない
・口腔を健康にする(虫歯、歯周病の治療)
・全身状態を健康にする(ストレス軽減、全身疾患の治療)
これだけなんですが…。
違うにおいで、臭いを抑えようとすると、より気持ち悪い臭いになります。
→ 歯磨きするしかないです。
このハミガキネットを順に読んで実行してみて下さい!
汚れが残っている状態で、ミント系のガムやマウスウォッシュでごまかそうとしても、もっと気持ち悪い口臭になります。
正しい歯磨きの方法は コチラへ
舌にも口臭の原因菌がついています。
→ 舌磨きをしましょう
舌磨き専用のものも売っていますし、やわらかめの歯ブラシで磨くのでもいいです。あまり力を入れてやると舌粘膜を傷めて逆効果です。
舌の奥までできたらやってみてください(オエっとならない程度に)
→ 歯医者さんでなおしましょう。
虫歯
小さい虫歯だと臭いませんが、大きく穴があいたものや膿がたまったものは臭いがあります。
歯周病
歯周病特有の臭いがあります。
歯周病自体、本人が気付かないうちに進行してることが多く、臭いにも気付かないことが多いです。
家族から臭いを指摘され、歯科を受診するという方も多いです。
食品
にんにく、葱、たまねぎなど特に生で食べると臭いが残ります。
食べた本人は臭いに気がつかないことも多いです。
→ リンゴや牛乳を摂る。
私はリンゴジュースを飲むようにしています。
アルコール
アルコールが分解された時に出る、アセトアルデヒドが臭いの原因です。
→ 飲みすぎなければ大丈夫です。
飲むときは、肝臓の働きを良くするウコンや胃腸薬を飲むなど、一般的な二日酔い予防と同じことをしましょう。
アルコールの利用作用によって、脱水状態になり唾液の分泌が低下します
→ ⑥の項目を参照してください。
タバコ
タールが歯や舌などにこびりつき、臭いの原因となります。
タールは油性のため、簡単にはとれません。
→ タバコを吸ったあとタールがこびりつくまえに、歯磨き、舌磨きをしてきれいにすること。
舌磨きは専用のものも売っていますし、やわらかめの歯ブラシで磨くのでもいいです。あまり力を入れてやると舌粘膜を傷めて逆効果です。
歯医者さんで定期的にクリーニングしてタールを除去する。
ニコチンは血液の循環を悪化させ、唾液の分泌を抑制することにより口臭の原因となります。→⑥の項目を参照してください。
喫煙することにより歯周病が悪化し、口臭の原因となります。
慢性的に悪い人も、ストレスによる一時的な人も同じです。
胃の働きが悪いと消化が遅くなるため、臭いの原因となります。
胃からくる臭いは、どれだけ歯をみがいても取れません。
→ 消化の悪い食品や、③の食品は控えましょう。
胃のに病気の疑いがある人はお医者さんを受診しましょう。
私は最近になって生のねぎ系を食べると胃が痛くなり、消化に時間がかかることが判明しました。なるべく避けるようにしています。
胃の調子が悪いと、舌苔(ぜったい)ができやすくなります。舌の凸凹に口臭の原因がつきやすくなるので、舌磨きをしてきれいにしましょう。
→ 舌磨きは専用のものも売っていますし、やわらかめの歯ブラシで磨くのでもいいです。あまり力を入れてやると舌粘膜を傷めて逆効果です。
胃の病気:④の消化不良や胃酸の逆流などによる臭い
糖尿病:ケトン体の甘酸っぱい臭い、脱水による唾液量低下
呼吸器系の疾患:血なまぐさい臭い
肝疾患:にんにくとくさった卵が混ざった臭い
腎疾患:アンモニア臭
→ 直接匂ったことはないので、どの程度臭いがあるのか分かりません…
心当たりがある方は、お医者さんを受診しましょう。
口の中が乾燥していると、細菌が繁殖しやすいため、口臭の原因となります。
ドライマウスは 唾液量の減少・口の乾燥・脱水
によって起こります。
(唾液量の減少)
ストレス、薬の副作用、加齢、喫煙 など
(乾燥)
口呼吸
(脱水)
全身疾患(糖尿病、腎不全など)、飲酒 など
→ ・水分補給をしっかりする。
ただし、糖分の含まれているものでは、菌が繁殖してしまうので逆効果。コーヒー、アルコールなど利尿作用のあるものも効果ありません。
・よく噛む。
食事の時に良く噛むことはもちろん、キシリトール入りのガムを噛むのもいいと思います。
・唾液の出る運動
疾患などで唾液の分泌量が極端に少ない人は、舌を動かす運動や、唾液腺マッサージを行いましょう。
・鼻で呼吸する
口で呼吸しているとずっと唾液を乾かしているようなものです。なるべく鼻で息をする習慣をつけましょう。
「口臭が気になる」と自分で思っている人の方が口臭がないことが多いかもしれません。
慢性的に口臭のある人は、臭いに慣れてしまい自分では気づかないことが多いです
朝や緊張した時は唾液分泌の低下によって口臭になります。
特に朝の口臭は「モーニングブレス」と言って、誰にでも起こるものです。
就寝中は唾液の分泌が低下するため、口の中で菌が繁殖するためです。
→ 夜寝る前に歯磨きをすること。
朝ごはんを食べることで唾液が分泌し、細菌は減少して臭いはなくなります。
ごはんのあとの歯磨きも忘れずに!
それでも気になる人は、夜歯磨きしたあと、キシリトールをとると菌の繁殖を抑えられます。
詳しくは キシリトールで虫歯予防 コチラへ
プラーク(歯垢)が石灰化して歯牙表面に張り付いて硬くなったものを歯石と呼びます。
プラーク(歯垢)の間は歯ブラシやデンタルフロスなどできちんと歯ブラシをすることによって大部分を除去できますが、歯石は非常に固く歯にこびりついてしまっている為、歯科医院等でなければ取ることは難しくなってしまいます。
プラーク(歯垢)についても、日常的な口腔清掃で全てを除去することはなかなか大変なので汚れやすく虫歯になりやすい部分をコチラでチェックしましょう!
除去しにくい部位(特に歯の噛み合わせの面、歯と歯の間の面、歯と歯茎の間)は、プラークが溜まりその結果虫歯や歯周病ができやすくなってしまうので気をつけましょう!
歯石自体には病原性はないと一般的に言われていますが、表面にどんどんプラークが付着しやすくなるため、歯周疾患の原因とされ、歯石の除去は歯周病治療においてとても重要です。
歯石になってしまうと自分で取るのはなかなか難しいです。歯科医院でスケーリング、ルートプレーニングをしてもらい掃除、メンテナンスをしましょう。
プラークは細菌がぎっしりパックされたようなもので、細菌と、細菌がつくった物質からできています。
何と歯垢1mg中に約10億個の細菌がいるといわれており、楊枝(ようじ)の先に歯垢を取ると、その中にはおそらく何百億もの細菌がついていることになります。
歯垢には様々な種類の細菌が含まれていますが、虫歯や歯周病、口臭の原因になります。
歯の表面にたくさんのプラーク(細菌)がついていると食事もおいしくなくなってしまいます・・・
正しい歯磨き方法をハミガキネットで勉強してしっかりと虫歯予防しましょう!
プラークという言葉を聞いたことがありますか?
プラークとは日本語で歯垢(しこう)とも呼ばれ、歯牙表面に付着した黄白色の粘着性の物体のことです。
このプラーク(歯垢)はただの食べカスではなく、細菌の塊で虫歯や歯周病、口臭の原因になります。
このプラーク中の細菌が産生する「酸」や「毒素」が虫歯や歯周病の主な原因となり、歯ブラシをしっかりと行ってプラーク・細菌の数を減らすことが、虫歯や歯周病を予防・改善させるために非常に重要です!
プラークが形成されてから「酸」や「毒素」を産生するようになるまでは24~48時間かかるため、1日1回しっかりと歯磨きやフロッシングを行なえば虫歯、歯周病を予防することが出来ます。
唾液の減少による口臭を予防するために
・水分補給をしっかりする。
ただし、糖分の含まれているものでは、菌が繁殖してしまうので逆効果。コーヒー、アルコールなど利尿作用のあるものも効果ありません。
熱中症予防のためにも!
・よく噛みましょう。
食事の時に良く噛むことはもちろん、キシリトール入りのガムを噛むのもいいと思います。
・唾液の出る運動をしましょう
疾患などで唾液の分泌量が極端に少ない人は、舌を動かす運動や、唾液腺マッサージを行いましょう。
・鼻で呼吸する
口で呼吸しているとずっと唾液を乾かしているようなものです。なるべく鼻で息をする習慣をつけましょう。
風邪もひきにくくなります。
口の中が乾燥していると、細菌が繁殖しやすいため、口臭の原因となります。
口腔乾燥症(ドライマウス)は 唾液量の減少・口の乾燥・脱水によって起こります。
(唾液量の減少)
ストレス、薬の副作用、加齢、喫煙 など
(乾燥)
口呼吸
(脱水)
全身疾患(糖尿病、腎不全など)、飲酒 など
加齢とともに、唾液腺の機能が低下するため、ドライマウスになりやすくなります。風邪をひきやすくなったり、味覚異常が起こることもあるので、 口臭はなくても、予防することはとても大切です。
予防方法は明日!