歯周病と歯ぎしりの危ない関係

合わない詰め物や被せ物

咬合性外傷の原因の一つである歯ぎしりによって歯周病を誘発させ、あるいは増悪させる事が報告されています。


歯ぎしりの種類
1.グラインディング  

上下の歯をギシギシとすり合わせるため音がします。

夜寝ている間が一般的ですが、起きている間もする人がいる事が報告されています。 


2.クレンチング  

上下の歯を強く食いしばるものです。昼夜を問わず行われます。


3.タッピング  

 上下の歯をカチカチと打ち鳴らすタイプで頻度はあまり高くありません。

 

歯ぎしりの原因

ストレスによるものであるという説が現在では主流になっています。

以前は歯並びの異常によって起こっているものとして咬合調整(部分的に歯を削って歯並びを治す治療)を行うこともありましたが、現在では歯ぎしりと歯並びの異常との関連はほぼ否定されています。

 

歯ぎしりの治療法には以下のようなものがあります
1.スプリント治療(マウスピース) 

歯の型を採って作成し、夜寝ている間上の歯列に装着します。(通常保険適用になります。)
2.自己暗示療法 

睡眠前に「唇は閉じ、上下の歯はわずかに離れている」と心の中で30回唱えてください。 自己暗示療法が有効な患者様も数多く報告されていますのでまずは試してみてください。