歯の色には元々個人差があります。
歯の最表層であるエナメル質は半透明なので、歯本来の色は、その内側にある象牙質の色が透けて見えているものです。
もともとの象牙質とエナメル質の個人差が歯の色の違いとなってあらわれます。
永久歯は乳歯に比べて象牙質が厚いため、黄色く見えます。
「新しく生えてきた歯が黄色いんです」
と心配されるお母様がいらっしゃいますが、問題ありません。全ての歯が永久歯になれば気にならなくならなくなることが多いです。
また、歯の色は加齢とともに徐々に濃くなる傾向があります。これは最表層のエナメル質の結晶透明度が上がったり、エナメル質が歯ブラシや薄くなったり、咬み合わせの部分が噛む力で削れたり、亀裂が生じるために、内側の象牙質の色がいちだんと透けて濃く見えてくるためです。
コメントをお書きください