歯の黄ばみ・着色の原因は大きく分けて、外因性の着色と内因性の変色があります。
内因性の変色について
内因性の「変色」とは、歯そのものの色が変わってくることを言います。
歯の形成時期(生える前)に変色を起こすもの
・テトラサイクリン系抗生物質の服用
象牙質に茶褐~灰色の色素沈着を起こす、薬の服用期間によって、部分~歯全体が変色します。
・エナメル質形成不全
エナメル質の形成が悪いために白~茶褐色になります。
乳歯に打撲や虫歯があって生える前の永久歯におこる局所的要因のもの。
ホルモン異常、栄養障害、フッ素の過剰摂取など全身的な要因によっておこることもあります。まれに遺伝によっておこることもあります。
・象牙質形成不全
透明度の高いオパール様の色(灰紫で強い透明感)になります。
まれな、遺伝子疾患です。
歯が生えてから変色をおこすもの
・虫歯による白斑、茶褐色~黒変。
・神経が死んでしまった歯(失活歯)は黒っぽく変色することがあります。
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