神経の処置をしても、変色したままであったり、神経の処置後徐々に変色してしまうことがあります。
これらの変色の原因は、歯の中で充血、出血がおこり分解物質が象牙質へ染みだすことによっておこります。
こういう場合にはふたつの治療があります。
①歯全体を覆う、かぶせる治療を行う
②漂白する
ただし先生によっては、神経の処置を行った歯は必ずかぶせる治療を行う方もいらっしゃるので②の選択肢はないかもしれません。
(かぶせる治療を行う前に漂白することによってよりきれいなかぶせ入れることも可能です)
失活歯の漂白法
歯の中に漂白剤を入れてふたをします。
そのままおうちに帰宅して1週間ほど過ごしてもらうウォーキングブリーチ法と、病院にいる間だけ漂白剤を入れておくインターナルブリーチ法があります。
どちらも何度か薬剤を交換して漂白することによって白くしていきます。
日本ではウォーキングブリーチ法が2006年まで健康保険が適用されていたため一般的でした。現在では保険適応外となったため、ふたがとれて薬剤がもれるなどのトラブルがないインターナルブリーチ法をやる医院も増えているようです。
ただし、いったん白くなった歯も再び変色していくことが多いです。
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