②虫歯菌
口の中が酸性に傾き、歯が脱灰する(溶ける)要因として、虫歯菌の存在はかかせません。
①の「糖・酸(おもに食べ物)」の項目で説明しましたが、「糖」だけでは歯を脱灰しません。虫歯菌が糖を分解して酸を酸性歯を溶かします。
酸性の食品や環境下で歯が脱灰することは、厳密に言うと酸蝕症(さんしょくしょう)と言います。
・虫歯菌の量が多い
歯磨きが十分でなかったり、歯と歯の間や歯並びの悪い部分など磨きにくい部分にはプラークと言う虫歯菌の塊が沈着していきます。
・虫歯菌の質が悪い
口の中に虫歯がある場合、質の悪い(酸を酸性する能力が強い・歯に付着する力が強いなど)虫歯菌が多く存在しています。
・虫歯菌の定着が早い
赤ちゃんは、歯がない間は虫歯菌は口の中に存在していません。歯が生えるころに周りの人(おもに養育者)からの感染で虫歯菌は定着していきます。この定着の時期が早ければ早いほど、将来的に虫歯が多くなると言われています。
詳しくは、妊娠中の口腔ケアへ
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