③抵抗力(歯の質)
・歯の質
歯の質には個人差があります。
歯のエナメル質という石灰化が強く脱灰に抵抗する部分は、欧米人に比較してアジア人は薄いと言われています。
・生えたばかりの永久歯は未成熟なので「幼若永久歯」といわれます。表面が粗いため、汚れがつきやすく落としにくい。また、酸に対しても十分な抵抗力ないため虫歯になりやすいという特徴があります。
歯は生えてから、唾液中のリンやカルシウムが沈着して石灰化し、酸に対する抵抗力を身につけます。
フッ素は歯の石灰化を促進するとともに、酸に強い結晶体フルオロアパタイトをつくるのに必要なため、歯の質に大きく関与します。
(ただし、フッ素の過剰摂取は逆に歯の質を弱くします。適量を守って使用しましょう。)
・歯はエナメル質というとても硬い部分におおわれているのですが、歯周病になると、歯のセメント質という部分が露出します。セメント質はエナメル質に比較して酸に弱く脱灰しやすいです。
・エナメル質は歯を護る防護壁のようなものですが、生まれつきエナメル質の抵抗力が弱い、「エナメル質形成不全」という症状の人がいます。
また、乳歯の外傷や虫歯を放置したためにあとから生える永久歯に形成不全がある場合もあります。
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Hyo Severino (木曜日, 02 2月 2017 14:59)
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