お久しぶりになってしまいました…。
今後もハミガキネットをよろしくお願いします!!
最近、歯磨きシートなるものがはやっているそうです。
歯磨きの代わりにはなりませんが、外出先で歯磨きができない場合などには便利かもしれません。
フロスもすればもっといいと思います。
キシリトールガムを噛むのとどちらが効果があるかは分かりませんが…
マウスウォッシュでうがいをするよりは汚れを落とす効果があると思います。
8020運動って具体的にどういうことがみなさん御存じですか?
ちなみに、「はちまるにいまる」運動と読みます。
「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。
自分の歯が20本以上あれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。
では、歯の喪失の原因は何でしょうか?
第一位 歯周病 42%
第二位 虫歯 32%
第三位 破折 11%
歯周病と虫歯が歯の喪失原因の7割以上を占め、第三位の破折も外傷などの衝撃によるものより虫歯の治療が原因の事が多いと考えられています。
一番喪失しやすい下顎の第一大臼歯は、45~54歳で4分の1が失われてるそうです。ちなみに、第一大臼歯が一本喪失しただけで咀嚼効率は6割まで低下すると言われます。
親知らずですが、「何かあったら抜きましょう」
という言葉にとびついてそのままにしていませんか?
親知らずは、抜かなくていい場合を除いて早めに抜いたほうが良いです。
その理由として
①虫歯や歯周病が悪化すると炎症を起こしている状態になるため、麻酔が効き難くなります。
②生えたすぐは顎の骨としっかりくっついていないため比較的抜きやすいです。
③30代になると顎の骨が硬くなり、抜き難くなります。また、骨の回復にも時間がかかるようになります。
④体調が悪い時に症状が出ることが多いため、体調が良い時に抜歯しておいた方がいいです。女性の場合、妊娠中に親知らずのトラブルが起こることがあり、早めに抜いておいた方が無難です。
⑤手前の歯に影響があってからでは遅いです!
根っこを吸収したり、歯並びが悪くなってから抜いても自然に元には戻りません
プラークコントロールとは、
むし歯や歯周病の原因となるプラーク(歯垢)の発生を、歯磨きや食生活の改善などで予防することです。
なので、単純に歯磨きだけを指すものではありません。
・プラークを落とす
歯磨き
フロス・歯間ブラシの使用
・プラークができにくい状態にする
歯の表面をツルツルにする(PMTC、電動歯ブラシの使用)
汚れの溜まりやすい場所を減らす
(歯並びをよくする、虫歯を治す、定期的に歯石を除去する)
唾液の分泌を促す(良く噛んで食べる、キシリトールガムを食べる)
・細菌がネバネバの物質を産生するのを防ぐ
糖分摂取の制限、フッ素の使用
これらのこと全てが、プラークコントロールに含まれます。
プラークは歯垢とも言って、歯の表面に固着した、細菌などの塊のことで、食べかすとは違います。
プラークは、お風呂のぬるぬるのようなものです。
お風呂のぬるぬるがシャワーをかけただけでは落ちないのと同じで、口をゆすぐだけではおちません!
歯ブラシなどで機械的に落とす必要があります。
プラークコントロールとは、この虫歯や歯周病の原因になるプラークをコントロールして虫歯や歯周病にならないように予防することです。
虫歯の原因みっつの要素①砂糖・酸 ②虫歯菌 ③抵抗力
+バランス(時間)に対してできる
虫歯予防法はこんなにありました。
①食生活の改善 ①②③キシリトール摂取
②歯磨き・フロス、虫歯の治療、歯並びを治す ②③フッ素の使用
③唾液を増やす
+だらだら食べしない
頑張りましょ~
虫歯になる要因についてたくさん説明してきました。
何が原因で虫歯になっているのかを把握することで、効果的な虫歯予防ができます。
ちなみに、歯医者さんでできる虫歯リスク検査というのがあります。
1、唾液の量と質
ガムを噛んだ時に出る唾液量とPHの計測
2、唾液緩衝能
酸性を中性に戻す能力を計測
3、虫歯菌(ミュータンス菌やラクトバチラス菌)の数、酸産生能
4、飲食回数
5、プラークの蓄積量
6、フッ素の使用状況
7、虫歯の経験(現在の虫歯の数、今までに治した虫歯の数など)
1,2,3は唾液やプラークをとって歯医者さんで調べることができます。
4,5,6は視診とアンケートによって分かります。
これらのデータをもとに、有効な虫歯予防法を探ることもできます。
私費になりますが、検査できる歯科医院があります。
矯正歯科などで、治療を開始する前に検査する所も多いようです。
具体的な虫歯予防法が分かるので面白いと思いますよ。
興味のある方は歯医者さんで調べてみてはいかがですか?
金額や調べる内容は歯科医院によって違いがあるので、問い合わせてみてください。
ヒトの口腔内には300種類以上の細菌が存在し、
さらにプラーク(歯垢)1mg中には、1億個以上の細菌が存在するといわれています。
口腔内に存在する細菌のなかには、う蝕を誘発する細菌も多くふくまれており、酸を産生し虫歯の原因になります。
その中でも、ミュータンス菌は特に虫歯の原因菌として有名です。
・強い酸を産生
酸(主に乳酸)を産生する能力に優れ、歯を溶かし虫歯の原因になります。
・不溶性グルカン合成による固着
酸により歯を溶かすだけでなく、菌が歯に付着するためのネバネバ(不溶性グルカン)を作りだします。
歯に強固に付着する不溶性グルカンの合成と歯を溶かす酸の産生、ミュータンス菌は虫歯の原因になる恐ろしい菌なのです!
ミュ―タンス菌を退治するには毎日の歯磨きとキシリトールが効果的です。
虫歯の要因みっつそれぞれにアプローチしていくことが大切です。と言ってきましたが、フッ素は、そのうちふたつにアプローチできる、素晴らしい虫歯予防法です。
①虫歯菌へのアプローチ
虫歯菌のはたらきを抑制
虫歯菌の働きを抑制して、歯を溶かす酸を作らないようにします。また、虫歯菌の糖の取り込みを阻害して、菌が歯にくっつき易くするためのねばねば物質を作るのを抑えます。
②抵抗性へのアプローチ
歯の質強化
・耐酸性向上
酸に強いフルオロアパタイトという結晶を作りエナメル質を硬くする。
・再石灰化
フッ素は唾液中のカルシウムイオンやリン酸イオンと共に虫歯菌の出す酸で溶けた歯(脱灰)の表面に沈着し、歯の表面を修復します。
歯の質の強化は特に生えたばかりの歯に有効なので、永久歯の生え始める5,6歳~中学生くらいまでの使用は特におすすめです。
乳歯の場合2歳くらいから5歳くらいまで塗布することが多いです。
ただし、フッ素は過剰に摂取すると、逆に歯の質を弱くするので適切な用法・用量が必要です!!歯医者さんに相談しましょう。
歯周病によって根っこのセメント質という部分が露出した方への、フッ素の予防効果も高いと言われています。フッ素はこどものものと思われがちですが、高齢者にも有効です。
最近の歯磨き粉にはほとんどの場合フッ素が含まれています。
歯磨き粉の選び方ページも参考にして下さい。
虫歯の要因みっつそれぞれにアプローチしていくことが大切です。と言ってきましたが、キシリトールは、そのみっつに一気にアプローチできる、素晴らしい虫歯予防法です。
甘味料として、お砂糖ではなくキシリトールを使用しているガムを噛むと・・
①砂糖・酸へのアプローチ
キシリトールは糖アルコールという糖類です。虫歯菌は砂糖と間違えてキシリトールを食べます。しかし、消化することができず、酸を作れません。
②虫歯菌へのアプローチ
虫歯菌はキシリトールではエネルギーを創ることができず、そのうちに疲弊して死んでしまうため、虫歯菌を減らすことになります。
③抵抗力へのアプローチ
キシリトールガムを噛むことによって唾液の分泌が促進されます。
キシリトールについて詳しくは、キシリトールで虫歯予防へ
虫歯を予防するには、虫歯の要因みっつそれぞれにアプローチしていくことが大切です。
虫歯の要因③抵抗力へのアプローチ
・唾液量を増やす
良く噛む
唾液の量や質には個人差があります。ただし、よく噛むことによって唾液分泌を促進させることはできます。
日ごろから良く噛んで食べる習慣をつけたり、シュガーレスのガムを噛むことによって唾液分泌を促進できます。
良く噛む習慣についてはこちらもご覧下さい。
唾液の出る運動
疾患などで唾液の分泌量が極端に少ない人は、舌を動かす運動や、唾液腺マッサージを行いましょう。
鼻で呼吸する
口で呼吸しているとずっと唾液を乾かしているようなものです。なるべく鼻で息をする習慣をつけましょう。
虫歯を予防するには、虫歯の要因みっつそれぞれにアプローチしていくことが大切です。
虫歯の要因③抵抗力へのアプローチ
・歯の質をよくする
フッ素は歯の石灰化を促進するとともに、酸に強い結晶体フルオロアパタイトをつくるのに必要なため、歯の質に大きく関与します。
特に、生えたての歯の質をよくするためにフッ素はとても有効です。また、歯周病が進行し歯の根っこのセメント質という部分が露出した場合の虫歯予防にもとても有効です。
(ただし、フッ素の過剰摂取は逆に歯の質を弱くします。適量を守って使用しましょう。)
虫歯を予防するには、虫歯の要因みっつそれぞれにアプローチしていくことが大切です。
虫歯の要因②虫歯菌へのアプローチ
・虫歯菌の量を減らす
ずばり歯磨きです。ハミガキネットの正しい歯磨きの仕方を見てがんばりましょう!歯ブラシだけでなくフロスを使うことも重要です。フロスについても参考にして下さい。
歯並びが悪く、引っ込んだ歯や傾いた歯がある場合には、虫歯菌が沈着する可能性が高くなるため、虫歯になりやすくなります。場合によっては矯正することを考慮しましょう。
キシリトールは糖アルコールという糖類です。虫歯菌は砂糖と間違えてキシリトールを食べます。しかし、消化することができず、そのうちに疲弊して死んでしまうため、虫歯の原因にならない上に虫歯菌を減らすことになります。
キシリトールについて詳しくはこちらへ
・虫歯菌の質を改善、働きを抑制する
「痛くないから」と虫歯を放っていませんか?口の中に虫歯があると、他の歯にも強い虫歯菌が沈着する可能性が高くなり虫歯になりやすくなります。
虫歯ができたら、早めに治療しましょう。
フッ素は虫歯菌の働きを抑制して、歯を溶かす酸を作らないようにします。また、虫歯菌の糖の取り込みを阻害して、菌が歯にくっつき易くするためのねばねば物質を作るのを抑えます。
・虫歯菌の定着を遅くする
歯が生え始める頃から、主に保護者の虫歯菌が唾液を介してこどもに感染します。虫歯菌の感染の時期が早いほど、その後に虫歯ができやすいと言われます。
虫歯菌の定着を遅くするためには、保護者の虫歯菌を減らすことが重要です。
詳しくは妊娠中の口腔ケアへ
虫歯を予防するには、虫歯の要因みっつそれぞれにアプローチしていくことが大切です。
まずは
虫歯の要因①砂糖・酸へのアプローチ
食生活の改善
糖を含む食品、酸性の食品を把握して摂りすぎに注意しましょう。
糖を含む食品について
砂糖はもちろんですが、そのほかの糖も注意してみましょう。
・はちみつには果糖とブドウ糖が含まれており、砂糖よりは虫歯になりにくいと言われていますが、やはり虫歯の原因にはなります。
・果物に砂糖は入っていませんが、果糖が含まれていますし、酸性度の高いものが多いです。
・乳糖は母乳や牛乳に含まれている成分ですが、それ単体では虫歯の原因にはほとんどなりません。しかし、砂糖と一緒に摂取することで、虫歯菌の酸産生力がアップするといわれています。
・キシリトールは糖アルコールという糖類です。虫歯菌は砂糖と間違えてキシリトールを食べます。しかし、消化することができず、そのうちに疲弊して死んでしまうため、虫歯の原因にならない上に虫歯菌を減らすことになります。
キシリトールについて詳しくはこちらへ
酸性の食品について
・砂糖ゼロのコーラや清涼飲料水もありますが、酸性度はとても高いです。
砂糖ゼロだからと油断しては危険です。
今日まで、虫歯ができる要因三つについて説明してきました。
この三つに加え、時間も重要です。
飲食をすると、口の中が酸性になります。唾液の力によって中性へ戻していくのですが、歯が溶けるPH5.5以下を脱出するのに15分程度、中性のPH7.0まで戻るのに40分程度かかります。
例えば、同じ食事量でも3回で食べる人とちょこちょこ食べる人では、ちょこちょこ食べる人の方が脱灰している時間が長くなるため虫歯になりやすくなります。
下の図のように、口の中が中性の状態になる時間が少ないと、再石灰化の時間より脱灰の時間が長くなるため、虫歯になります。
砂糖入りのコーヒーやおやつを食べながらの仕事・勉強は虫歯になりやすくなります。
・唾液について
唾液の質や唾液の量というのは個人差があるため、抵抗力にも個人差があります。
唾液にはむし歯から歯を守るいろいろな作用(抵抗力)があります。
①希釈、緩衝作用
酸性になったお口を中性に戻します。
②洗浄作用
口腔内の虫歯菌や食べカスを洗い流す
③再石灰化作用
唾液の洗浄作用や緩衝作用によってお口の中が中性付近になると、唾液中のカルシウムイオンやリン酸イオンなどのミネラル成分ミ歯に戻り、健全な歯の状態へ回復します。
唾液量は多いほど洗浄作用がありますし、唾液中のミネラル成分の量によって緩衝能や石灰化能は変わります。
唾液は夜に分泌が極端に少なくなるため、同じ人でも夜は虫歯への抵抗力は落ちてしまいます。また、ストレスや病気によっても唾液の量が減少します。
・歯の質
歯の質には個人差があります。
歯のエナメル質という石灰化が強く脱灰に抵抗する部分は、欧米人に比較してアジア人は薄いと言われています。
・生えたばかりの永久歯は未成熟なので「幼若永久歯」といわれます。表面が粗いため、汚れがつきやすく落としにくい。また、酸に対しても十分な抵抗力ないため虫歯になりやすいという特徴があります。
歯は生えてから、唾液中のリンやカルシウムが沈着して石灰化し、酸に対する抵抗力を身につけます。
フッ素は歯の石灰化を促進するとともに、酸に強い結晶体フルオロアパタイトをつくるのに必要なため、歯の質に大きく関与します。
(ただし、フッ素の過剰摂取は逆に歯の質を弱くします。適量を守って使用しましょう。)
・歯はエナメル質というとても硬い部分におおわれているのですが、歯周病になると、歯のセメント質という部分が露出します。セメント質はエナメル質に比較して酸に弱く脱灰しやすいです。
・エナメル質は歯を護る防護壁のようなものですが、生まれつきエナメル質の抵抗力が弱い、「エナメル質形成不全」という症状の人がいます。
また、乳歯の外傷や虫歯を放置したためにあとから生える永久歯に形成不全がある場合もあります。
口の中が酸性に傾き、歯が脱灰する(溶ける)要因として、虫歯菌の存在はかかせません。
①の「糖・酸(おもに食べ物)」の項目で説明しましたが、「糖」だけでは歯を脱灰しません。虫歯菌が糖を分解して酸を酸性歯を溶かします。
酸性の食品や環境下で歯が脱灰することは、厳密に言うと酸蝕症(さんしょくしょう)と言います。
・虫歯菌の量が多い
歯磨きが十分でなかったり、歯と歯の間や歯並びの悪い部分など磨きにくい部分にはプラークと言う虫歯菌の塊が沈着していきます。
・虫歯菌の質が悪い
口の中に虫歯がある場合、質の悪い(酸を酸性する能力が強い・歯に付着する力が強いなど)虫歯菌が多く存在しています。
・虫歯菌の定着が早い
赤ちゃんは、歯がない間は虫歯菌は口の中に存在していません。歯が生えるころに周りの人(おもに養育者)からの感染で虫歯菌は定着していきます。この定着の時期が早ければ早いほど、将来的に虫歯が多くなると言われています。
詳しくは、妊娠中の口腔ケアへ
口の中が酸性に傾き、歯が脱灰する(溶ける)要因として、
・食品の摂取
酸性の食品
糖を含む食品
(糖を虫歯菌が分解して酸を産生する)
正確に言うと砂糖だけではなく、果糖などの糖も虫歯菌が分解して酸をつくります。
・胃酸の逆流・嘔吐
逆流性食道炎や頻回な嘔吐がある人は歯が常に酸性の状態になります。
・職業的原因(酸使用現場で働いている人)
労働基準法によって職業環境は改善されてきているはずですが、メッキ、バッテリー、肥料、染料、化学繊維、火薬、酸製造、硫黄鉱山などの産業において歯牙酸蝕症(歯が溶けている状態)の発生が報告されています。
「虫歯になりやすいんです」
という方は多くいらっしゃいます。
では何が原因で虫歯になりやすいのでしょうか?
虫歯ができるには、3つの要因が関わっています。
①砂糖・酸(おもに食べ物)
②虫歯菌
③抵抗力(歯の質・唾液)
これら3つの要因が重なって、
口の中が酸性になり、
歯の脱灰(歯が溶ける) と、
歯の再石灰化(歯の修復) の
バランス(時間)が脱灰に傾いて
虫歯になります。
ちなみに、虫歯菌というのはお口の中の糖を分解して酸を作ります。その酸によってバランスを歯の脱灰に傾けます。
明日からはそれぞれについて詳しく説明して行きます。
虫歯を予防するのはもちろん毎日のハブラシですが、他の予防法も説明していきます。
適切な虫歯治療を行う
初期虫歯で白くなっているところは、アパガードリナメルやフッ素を使用してなるべく石灰化していきましょう。
虫歯は治療するしかありませんが、治療後のつめものの周りの凸凹が着色している場合には研磨すればきれいになることもあります。
プラスチック(コンポジットレジン)で治療した部分は初めは綺麗ですが時間の経過とともに、変色していくため、気になる場合には再治療の必要があります。
・定期的に歯科医院でクリーニングしてもらう
特にタバコによる着色は油性のため、電動歯ブラシでもなかなかとれにくいです。
歯科医院で機械をつかって表面をツルツルにしてもらいましょう!
・一般的に口で呼吸している人はお口の中が乾燥するため、着色はつきやすくとれにくくなります。なるべく鼻で息をする習慣をつけましょう。
プラークは細菌がぎっしりパックされたようなもので、細菌と、細菌がつくった物質からできています。
何と歯垢1mg中に約10億個の細菌がいるといわれており、楊枝(ようじ)の先に歯垢を取ると、その中にはおそらく何百億もの細菌がついていることになります。
歯垢には様々な種類の細菌が含まれていますが、虫歯や歯周病、口臭の原因になります。
歯の表面にたくさんのプラーク(細菌)がついていると食事もおいしくなくなってしまいます・・・
正しい歯磨き方法をハミガキネットで勉強してしっかりと虫歯予防しましょう!
プラークという言葉を聞いたことがありますか?
プラークとは日本語で歯垢(しこう)とも呼ばれ、歯牙表面に付着した黄白色の粘着性の物体のことです。
このプラーク(歯垢)はただの食べカスではなく、細菌の塊で虫歯や歯周病、口臭の原因になります。
このプラーク中の細菌が産生する「酸」や「毒素」が虫歯や歯周病の主な原因となり、歯ブラシをしっかりと行ってプラーク・細菌の数を減らすことが、虫歯や歯周病を予防・改善させるために非常に重要です!
プラークが形成されてから「酸」や「毒素」を産生するようになるまでは24~48時間かかるため、1日1回しっかりと歯磨きやフロッシングを行なえば虫歯、歯周病を予防することが出来ます。
歯ブラシの紹介(Tepe)①の続き
実際に使ってみました!
・磨いた後の歯のツルツル感を実感
・ブラシが柔らかく、ちょうどいい力加減で磨ける。
通常の市販の歯ブラシよりもブラシが柔らかく、力を入れるとブラシが折れ曲がってしまいうまく磨けません。
Tepeを使用してみることでちょうどいい歯ブラシの強さを実感できると思います。
歯科予防先進国のスウェーデンでは8割の人が使っていると言われるTepe(テペ)、一度試してみる価値はありそうです!
Tepe(テペ)の特徴
・高密度植毛だからしっかり磨ける。
・ヘッドは小さく、ユーザーフレンドリーなハンドルは、 女性の小さな手でも握り易くなっています。
・先が細くなったブラシヘッドは、効率的に、磨きにくい部位もきれいに磨けます。
・テペの商品は歯科大学や、多くの歯科医、歯科衛生士の協力で作られています。予防歯科先進国スウェーデンらしく機能性にすぐれ、使いやすく、環境に やさしい事を重点においてデザインされています。
フルオールゼリー
APFフッ素塗布剤特有の酸味をさわやかなリンゴの香りで甘酸っぱい味がします。
子供でも
不快感を与えずフッ素塗布が行えます。
リン酸酸性フッ素ゼリー
フッ素9000ppm
pH約3.5
高濃度のフッ素なので、3か月~半年ごとの塗布でOKです。
逆に毎月塗布するなんていうのは、塗布しすぎです。
(いくら、初期虫歯があると言ってもだめです)
適量がありますので注意して下さい。
フッ素塗布の注意点
過剰摂取はしないで下さい。
一度にたくさんのフッ素(体重1kgあたり2mg以上)を飲み込んでしまった場合は、吐き気や嘔吐などの急性中毒を生じることがあります。しかし、歯科医院で受ける塗布では、急性中毒が起こらない範囲の量を用いているようですので心配ありません。
フッ素塗布だけでは虫歯予防は完璧ではありません。
やはり、毎日の歯磨きが必要不可欠です。
虫歯になりやすい方は生活習慣も同時に見直す
フッ素を塗っても、歯磨きがきちんとできていない場合や、食事をダラダラと食べ続ける習慣がある場合には虫歯になる可能性は非常に高いです。
虫歯は「歯の質の問題」、「お口の中の細菌」、「糖分の取り方」、「食べ物が口の中に停滞する時間」が重なることによって発生します。フッ素を使用することで「歯の質の問題」と「お口の中の細菌」の虫歯に対する抵抗性を強化することができますので、それに加えて食事やおやつの取り方と適切なブラッシングをきちんと行い続けることにより、はじめて虫歯予防に繋がります。
フッ素塗布の方法
■歯面塗布法
丸めた綿や綿棒や歯ブラシにフッ化物を浸して、歯1本ずつにフッ素を塗る方法。
トレー法やイオン導入法に比べて短時間で終わらせることができるため、1歳の(乳歯が生えた)お子様から大人まで受けられます。
■トレー法
トレー(マウスピース)にフッ化物を入れたものを口にくわえて、上あごと下あごに分けて各3~4分間フッ素を浸透させる方法。トレーを一定時間くわえることに耐えられるお子様から、大人まで受けられます。
■イオン導入法
フッ化物を浸した綿や、トレー(マウスピース)にフッ化物を入れたものを口にくわえて、上あごと下あごに分けて各3~4分間、人体には感じない程度の弱い電流を流してフッ素を浸透させる方法。
電流を通すことで、フッ素がより歯の表面により付着しやすくなるとされています。
【医療機関で受けるフッ素と、歯磨き粉剤に含まれるフッ素の違い】
これら2つの違いは、フッ素の濃度にあり、期待できる効果も少し異なります。歯科や市町村の保健センターなどの医療機関で使用する高濃度のフッ素(9,000~123,000ppm)は、歯質の強化が特に期待できます。
一方で、薬局などで販売されているフッ素配合の歯磨き剤などに含まれる低濃度のフッ素(500~1,000ppm)は、使い続けることで再石灰化の促進や酸を作る力を抑えることを期待することができます。
歯科医院でのフッ素塗布と家庭でのフッ素入り歯磨き粉の使用を併せることで、虫歯予防の効果がより高まります。
広く一般に行われている方法で、高濃度のフッ素溶液(2%NaF・酸性フッ素リン酸溶液)を歯科医師の管理下で年 3~4回(3~4ヵ月ごとに)行う方法です。
小さなお子さんでも塗布することが可能で、生えたての歯の虫歯予防に効果的です。
塗布後、30分間はうがいができません。以前のフッ素溶液(ジェル)は後味の悪い物しかなく、不快なことでしたが、リンゴ味のフッ素ジェルが販売され、不快感はなくなりました。
フッ素塗布の効果
1. 唾液中に含まれるミネラルの沈着を促進し、再石灰化を助ける(歯の再石灰化促進)
2. 歯質を強化し、酸から歯を溶けにくくする(脱灰を予防)
3. 酸の生成を抑える
■乳幼児・子どもへの効果
「生えたての乳歯」や「生えたての永久歯」は、歯の質が弱く非常に虫歯になりやすい状態です。
生えたての歯にフッ素を塗ると予防効果を大きく期待できます。
■成人への効果
歯周病や部分入れ歯の使用によって、顎の骨や歯茎が痩せて(吸収して)しまい、歯茎で覆われていた歯の表面のセメント質や象牙質が露出してくることがあります。
セメント質や象牙質はエナメル質(歯茎から上の歯の表面部分)よりも弱く虫歯になりやすいため、歯根が露出してしまった場合には、フッ素を塗ることで虫歯のリスクを下げることに役立ちます。
生えたての歯は、以下の理由によりとても虫歯になりやすいです
①他の歯よりも低い位置にあるため、ブラシが当たりにくい。全部生えていないときは歯茎がかぶっているため汚れがたまりやすい。
②生えたての状態は歯の質が未熟なため酸でとけやすい。
③特に大臼歯は溝が複雑なため、汚れが残りやすい。
生えたての歯の虫歯予防のために、
① 背の低い歯は特別に横から歯ブラシをあてる
② 生えたての歯はフッ素で歯の質を強化できます
③ シーラント処置をする
シーラント処置とは、
生えたての乳歯や永久歯の噛み合せにある溝をプラスチックやセメントで埋める処置です。
シーラントは歯医者さんでできる虫歯予防処置です。
生えてすぐの歯に行う場合には保険治療でできます。
「PMTC」とは、毎日の自分で行なう歯磨きで落ちない歯の汚れを歯医者さんで専用機器を用いてきれいにクリーニングすることです。
P…(Professional) 歯科医師・歯科衛生士などが
M…(Mechanical) 専用の機械を用いて
T…(Tooth) 普段の歯ブラシでは落としきれない歯の表面の汚れを
C…(Cleaning) 徹底的に清掃!虫歯や歯周病を予防します
毎日、知らず知らずのうちに磨き残してしまった部分や歯ブラシでは磨くことができない歯周ポケットの汚れ、歯の表面のタバコのヤニやコーヒーや紅茶の茶渋を取り除きます。
歯石を取るような治療ではなく、やわらかい器具を用いて歯の表面を磨きます!
こんな人にオススメです
・治療ではなく歯磨きの手伝いをして欲しい人
特に痛いところもなく、歯肉が腫れているわけでもないが、口の中をすっきりさせたい人。
・歯周病の治療が終わっている人
PMTCは歯石などは取る事ができないので、治療などですでに歯石を取り除いてあることが前提になります。
・矯正中の人
矯正装置の周りの汚れなどをきれいに取り除くのが難しいときなど歯磨きの手助けになります。
・被せ物やブリッジなどがある人
ブリッジなどの歯のない部分も自分では磨けないような所まできれいになります。
・タバコを吸っている人
たばこに含まれるタールは歯にこびりついてしまうため、普段の歯磨きではおとせません。
PMTCの効果
・お口のリフレッシュ
歯石を取るような刺激はなく、終わった後にお口がリフレッシュできます。
・歯が輝く
歯の表面をピカピカに磨き上げるため、汚れがとれ歯が輝きます
・虫歯の予防
普段の歯磨きでは落としにくい虫歯の原因になるこびりついた細菌をきれいに落とします。
・歯周病予防
歯周ポケット内に強く付着した歯石ではない細菌の塊をきれいに落とします。
・歯を強くする
磨き終わってきれいになったら歯の表面にフッ素を塗って歯を強くします。
①食べ物を食べると、虫歯菌が食べ物の糖分から酸を作り
出します。
②そしてその酸が歯の成分を溶かし出します(脱灰)
③しばらくすると唾液の作用で口腔内の酸が中和されて
カルシウムやリン酸イオンが歯に戻ります(再石灰化)
このサイクルが口の中では一日を通して絶えず繰り返している
のです。
再石灰化を促進する歯磨き粉はアパガードリナメルがおすすめです!
療への応用範囲が広がりました。
たとえばブリッジと呼ばれる、歯のない部分の両端の歯を被せて繋ぎあわせる治療は、それまではまず金属のフレームを作ってからセラミックでカバーして、金属を目立たないようにしていましたが、ジルコニア配合セラミックでは、金属をまったく使用せず、セラミックのみで作ることができるようになりました。
金属を使用しないことは、見た目の更なる向上や、金属アレルギーの心配がないなどの大きなメリットとなります。
■ ハイブリッドセラミック
セラミックの成分と樹脂を混ぜ合わせたようなタイプで、白い色をしています。一度型を取った後ピッタリ嵌め込むようなタイプでは、保険適応では、銀色の金属が歯に埋め込まれたようになりますが、これを使用すると、歯と同じような色になるため、目立たなくすることが出来ます。
■ ゴールド
実は歯の被せ物で、見た目を除いて、機能面で最も理想的な材料は、金合金です。
金属アレルギーも起こしにくく、歯と同じような熱膨張係数のため、食事などの温度変化が口の中で起こっても、歯に負担が掛かりません。さらに歯と同じような硬さのため、使用に伴い歯と同じように磨耗してくれます。
そのため咬み合わせや、顎関節などに負担を与えにくいというメリットがあります。今でもその優れた機能性は多くの専門家に支持されています。
その他、歯に使う材料だけでなく、より精度を追求したり、特別な技術で治療を行なう場合には、健康保険の適応外で自費診療になることがあります。
虫歯になりやすさは、歯磨きの上手い下手も重要ですが、生活習慣にも大きく関係しています。
以下の項目で3 つ以上あてはまるものがあれば虫歯の危険性があります。歯科検診を受けてみましょう。
□ 歯磨きは1 日2 回以下
□ ジュースを頻繁に飲む
□ 甘く、口に残りやすい食べ物(キャラメル、あめなど)をよく食べる
□ 口の中がかわきやすい
□ 口で呼吸をしている
□ 食事、間食の間隔が短くダラダラ食べている
□ 熱い物や冷たい物が歯にしみる
□ 歯並びが良くない
□ かぶせものや治療をした歯が多い
□ 症状が我慢できなくなってから歯医者に行くことが多い
思い当たる項目が多い方は虫歯になっている可能性が高いです。
痛みがひどくなる前に歯科医院での検診をオススメ致します。